甘えの後遺症

職場が変わってから、電話に出ることが多くなった。
「誰にでもできる面倒な仕事」こそ新人の仕事の華!、なんて思いつつ、コールの後即座に取るようにしている。
それでも結構な確率で取れない。というより、最初に頑張って電話を取っていたら、元から早かった他の人も刺激されて早くなっている、なんてことを他の人に言われた。
確かにあんまり出る数に偏りがでるのはだめなんだけど! ありがたいんだけど! ………簡単なのはこっちに回してほしいなぁ、なんてこともちらっと考えてしまう。


今日も割りと難しめな照会対応を取ってしまい、先輩の手を借りつつ三時間くらい時間が掛かってしまった。先輩も、他の人にヘルプを頼みつつだったので、終わったときにはカナリ疲れきっていた。てんやわんやである。
先輩曰く、難しい照会をよく引いてる、らしい。
あんまり難しいと他の人に頼らざるをえないし、聞いても全くわからないと、勉強にもならなくなるから、もっと「引き」がよければいいなぁ、と思う。


電話の応対で、よく言われるのは、とにかくテンパる必要はないということ。
これがどうにも難しい。そういうくせになってしまっているのだと思う。
思うに、手に負えないと分かった時点で、テンパッてるアピールをしていれば誰かが助けてくれたりとかしてくれたのだろうと思う。
少なくとも、手放されることは少なかったような気がする。


なんだかそういうところに、周りの人に対する考えなしな甘えがあるようで、嫌だな、と思う。
前の職場では、本当に忙しい時に、自分から助けを求められなくて、「失礼だよね」と言われたことがあって、その時のことを思うと直したい。
こんなの簡単なことじゃない、と前の職場で言われたけれど、それが出来ないってことは、簡単だからこそ根が深いということでは?
こちらではまだ余裕があるので、少しづつ少しづついきたいかな。