いなくなってしまう、あなたと。

ヤニーさんは今週でいなくなってしまうのです。
水曜日、歓送迎会があって、主役は4月に来た私と、ヤニーさん。


ヤニーさんはなんだかゆっくりとした人で、何かやりたい時には肩透かしを食らうような時もあったりする。先輩の柴田さんにそういう話をすると、ヤニーさんの良いところは「ミスをしないところ」なのだそうだ。そういう部分を見る機会がなかったというのもあるけれど、悪い方に捉えていた自分が少し恥ずかしくなった。
それと柴田さんは、組織全体のことや状況のことによく気がついていて、周りのことをよく見て、よく気がつく人だな、と思った。さらにいうと、気がついた上で、自分の考えとのバランスがとれているような気がする。


ヤニーさんとは二週間の縁で、それが残念に思う。
同じ場所でずっと同じ人と過ごす職場もあれば、転々とするのもあって、自分の思い通りになるかはわからないのが、社会人なんだな、と思う。その割に見通しは悪くて、なんだかなぁと思う。
今いるところは電話がかかってくることも多いのだけれど、その人にとっては数分のつながりで、けれど「ありがとう」とか「助かりました」とか言われて、モチベーションが上がったりする。そういう意味では、ありがたく思われる立ち位置なのだろうと思う。
長く関わってもプラスの影響を受けられないこともあるのに、数分でそんな大層な言葉をもらってしまって良いのかな、と考えないこともない。もっと頑張っていて、感謝を受け取るべき人がいるんじゃないかな、とかね。