食事っていうのは

朝、仕事に行く途中でネクタイをしていないことに気がつく。今までずっとつけていなかったから、まったく違和感がなかった。*1駅で買えるか不安だったが、予想以上に豊富な品ぞろえ。さすが大きい駅は違う。とりあえず今日はそれをつけて、明日以降はネクタイはカバンに呼びを入れておくことにした。


会社に行くと、柴田さんが休みだと告げられた。ちなみに明日もあさってもという話だ。作業自体は大丈夫だけれど、作業室に入れないので、ご飯の時が困る。ヤニーさんにそのことを告げると、入るときは呼んでくれれば、とのことだった。一応、席にいる時間を聞いたが、正直めんどくさい。結局、開いた瞬間に滑りこんだりして解決した。

そんなこんなで昼休み。柴田さんが居ないので一人でご飯である。お昼に一人というのは久しぶりで、少しだけ気まずかったりもした。まぁそれも、食堂が混んでいるからで、そこそこの空き具合なら余裕だと思う。ただ外に出て食べてもみたい。値段が高いらしいが。


午後も午後とて勉強に励み、それなりの手応えが出てきた所で、今日も仕事終了。なんとも楽な仕事である。それも今だけだと思うと、より愛しく思える。
もしかしたら早く帰れるのは今だけかもしれない、ということで近くのラーメン屋に向かうことにした。前の職場のTさんと一緒に行った場所で、人がとても並んでいるのである。普段は面倒なので並ばないけれど、早帰りに気を良くしていた自分は並ぶことにした。


食事というのは栄養的な価値もあるし、飢えをみたすという価値もあるけれど、食べ終わった後に幸せな気持ちになるという価値もあると思っている。そんなわけで、今日並んだのは失敗だったと思う。というか一時間も並んで、幸せもクソもないな、と思う。
まぁラーメンにこだわりのある方々にとっては並んで食べても良いのかもしれないが、一時間並んで千円払って食べるラーメンよりも、家で適当に食べるインスタントラーメンのほうが、幸せになれる。自分はそういうおめでたい人間なのだな、と改めて認識した。


自分が並んでいる前には新大学生が、後ろには新社会人がいたのだけれど、彼らの若干初々しい言葉に、(そういえば、自分はこういうのがあるから春は好きじゃなかったな)と思いだしたりもした。彼らの未来に幸が多からんことを。

*1:それをつぶやいたら床さんに「かわいそう伝説が増えるかと」と言われた。さすがにいつもつけてるなら忘れないだろ…………