変わるには良い季節

勤務地が変わる事になって今日が初めての出社だった。距離的には、10分くらい遠くなった。
前の職場に慣れてきていたのが、全然別のところに変わったのはたしかにマイナスだった。けれど、前の職場の先輩に苦手意識を持ってしまっていて、そこから関係なくなると考えるとプラスだったようにも思う。*1
そんなわけで4月が始まり、新天地へ。一つ学年が下の後輩達が社会人になるのと同じタイミングで、職場に行く途中にもおそらく新社会人であろう人をちらほら見かけた。


最近の自分には時間的な危機感がどうにも足りない。間に合うかわからないと考えてはいるのに、気持ちは落ち着いてしまっていて、慌てる気にならないのだった。初めて職場に行く日だというのに、今日もそれが出て、いつも通りの時間に自宅を出る。*2
致命傷だったのは、新しい職場の最寄り駅で方向を間違えたこと。元がギリギリだったので、仕方なく走る。途中、同じように急ぐ新社会人っぽい女性とすれ違う。応援するような気持ちになるものの、自分の成長のしてなさも思う。

結果的には、ギリギリで滑りこみセーフだった。そのまま中を案内されるが、セキュリティの関係で、まだカードキーは発行されていない。だからしばらくはお客様扱いで、部屋の立ち入りは自分ではできない。トイレは一人でいけないし、飲み物を買いに行くのもなんだか言いづらい。明日は飲み物を持って行こうと決心した。
業務に関連するもろもろは、申請を出してからしばらくしないと使えないので、使えるまでは業務知識の学習とのこと。とはいえ、あまり丁寧にレクチャーがあるわけではない。基本的には任されている感じになる。引き継ぎの担当者のヤニーさん(仮)*3にも仕事があるそうなのだけれど、直接話を聞いたりするのは一時間半くらいだった。
「丁寧じゃない」という印象なのは、前のチームと比べてしまうからかもしれない。前のところはそれなりにまとまりがあったのだろう、と今になって思う。こっちに来て、初めて作業室を見た時の印象は、随分と辛気臭い、という感じだったのも、ここに慣れればいつか普通になるのだと思う。
お昼ご飯も個々で食べるらしい。ただ、しばらくは自由に出入りができないので、職場の一つ上の先輩と行った。職場の食堂は、大学の学食に近い。一人で食べるとしたら、大学の頃と同じような感じになるな、なんてことを思った。みんなで食べるのと、個々で食べるので、どちらが性に合っているかといえば、後者なのだろうと思う。


とりあえず業務内容については、今日で少しだけわかった。ただ、後一週間もしないうちにある程度作業が出来るようになっていないといけないらしい。学ぶだけというのは実際つらい。主に眠いのがつらい。午後は意識が何回か飛びかける。そんな時間を過ごした後、ヤニーさんに業務についての話を聞く。ヤニーさんもそんなに理解できているわけではないとのこと。読んだりするよりも、実際にやってみないとわからない部分があるのだという。
まだ初日ということで、定時ちょっと過ぎに帰る。外が明るいうちに帰れるのは久しぶりだった。

新しい職場は風景が良い。なんだかんだで、新しい場所に来てよかった、のだろうと素直に思った。明日は迷わずに行きたい。

*1:とはいえ、自分から異動したいとおもったわけじゃなくて、もし異動しなかったら、徐々に徐々に慣れていくしか無いな、と思っていた

*2:一応、この時は間に合う計算だったのだけど

*3:昼ご飯はタバコ、とのこと。ちなみに教えてもらっている最中も、「タバコ吸ってくる」と何回か抜けたりした