20歳の傲慢

昔の携帯電話を見ると、メールボックスにデータが残ってて、その時の大したことなかったものが今では違うものに見える、なんてことが、まぁあるわけです。


昔の携帯電話は今からすると、ちゃっちくも思うのだけど、別にダメな部分があるわけじゃなくて、デザインなんかは今のよりも好きなくらい。実用的じゃなかったけど。
中を見てみると、20歳の頃の自分のメールボックスには記念会だとか、合宿の企画だとかが多かった。サークルの役職としての連絡ばかりしていたみたい。


それからほかの人の連絡を見ていたのだけど、なんかそれを見ていて悔しくなった。当時は全然思わなかったけど、自分の傲慢なところや、背伸びしているところが見えて、ほかの人のメールからは気遣いや優しさが見えるのでした。
見ていると、役職になりきって連絡をしているからなのかなぁ、と思う。事務的になる必要なんかなかったよね*1、と思わないでもない。


その当時は知るはずもないことを今は知っているから思える部分もあるし、別に過去が変えられるわけじゃないし。悔しさは仕方ないけど、なにかするってことはない。*2
ただ、当時の気遣いとか優しさとかに対して、いままで気付けなかった分も含めて感謝しようかな、とは思いました。

*1:しかし、上手いメールのやり方とか知らなかったのだ。そしてそれは今だってそうだ

*2:ただ小説を書こうとは思いました。当時の批評とか見ると気持ちが奮いたつ