カレー作成記
〜あらすじ〜
自分以外の家族が親戚の家に行ってので、家事を自分ですることになったのでした。
というわけで日曜日にカレーを作ろうということになりました。
1、買い出し
そもそも一人でスーパーに行く、というのがなかなかにレアな経験だったりする。そんなわけでおそるおそるスーパーにやってきたのだけれど、入ってみればカレー用とされている野菜が並べられている。ここでジャガイモ、タマネギ、ニンジンをゲット。*1カレー用の肉を買ってわりとあっさり目的の物は買い終わってしまった。
と、ここで友人から言われた「野菜も取るんだよ」という言葉を思い出す。ここで野菜を買えば料理のできる人みたい、と勢い込んでいくが、ここに難関があったのだ。
とりあえずプチトマトを買った後、葉物はないかな、と入り口付近を探してみる。サラダ用と書かれているのはレタスくらいだったのでそれにしようかな、と思うのだが、そこにはいくつかの罠が仕掛けられていたのだ……
一つ目の罠はレタスの下にはまっているプラスチックのカップ。外すものなの? 外すとしたらどこに置くの?
二つ目の罠は横にぶら下げてあるビニール袋。これは入れるものなのか?
考えてもわからず、ほかの人の様子を見てやろうと考えてうろつく事十分。だれも買わずに通り過ぎていく。さすがに耐え切れず、とりあえずボウルをつけたまま袋にいれてみたのだった。そしてレジで「カップ外しますねー」と言われる。
そんなわけでこの時点ですでに疲れが見え始める。
2、野菜を切る
野菜をきれないというほど料理音痴ではないのだ。そんなわけで野菜をぶつ切りにするくらいは大した壁にならなかった。しかし今回思ったのは、どうにも大きくしすぎるということだ。普段食べているときと作っている時では目線が違うのかもしれない。そんなわけで大きめの野菜が準備される。これが後々にまで尾をひくことになるのだった。
2.5、火をつける
2.5ってなんだよ、と思うかもしれないが、素人にとっては火をつけるだけでも一大事なのである。気を抜けば焦げ、大惨事につながる日を使う作業に入るからだ。
まず最初に油を入れる。と、まだ鍋に水が入ってたようで反応して音を立てる。やばくね? と火から離したところで油が跳ねる。
立ち上る火! 慌ててコンロを回す。幸い一瞬にして火は消えたのだけれど、とりあえず火に油は危ないことをまなんだたのだった。
3、炒める
余計な時間が経ってしまったが、ここまで行ったところで、そこに野菜を放り込む……
野菜がでかい! 肉もでかい!
慌ててかきまぜて*2みるも、しばらくするとところどころくっつき、焦げ始める。一瞬カレーの失敗が脳裏に浮かぶ。だれにでもできるって言ったのに……
ここである考えが閃き*3、さっそく実行する。鍋の中身をフライパンに移し替えるのである!
この後深呼吸を二回くらいした後、汗ダラダラになりながら野菜をなんとかいためました。野菜が大きいので割と時間ががかかる。
4、煮込む
フライパンで炒めた野菜と肉を鍋に移し、水を加え始める。この時点でだんだん安心してくる。
と、ここで浮かんでくる黒い影……焦げである。そう、さっき鍋で炒めるときにできた焦げが水を入れたことで循環されているのである。
アクを取ると同時に注意を払いながら黒いものをすくっていくのは割と面倒なのでした。
5、煮込む2
ルーを入れるのも問題なく、これはできたんじゃね! と浮かれる。そう、確かに浮かれていたのだ。
浮かれたままレタスの葉っぱを取っていく。ツイッターを眺めたりして、いい仕事をしたといった感じの気分。
そんな気分だったからだろうか。レタスをちぎりすぎてしまう。ざっと3,4人前はちぎってしまい、どんぶりに野菜を入れることになるのだった。
6、出来上がり
そろそろ良いかな、と味見してみるとおいしい味が出来ていてちょっと感動した。お米もたいていたのだけれど、硬かった。しかし許容の範囲内である。
お皿によそうと本当にカレーだった。そんなわけで、カレー作成記はひとたびの終わりを迎えるのである。
追記:三人前くらいで作ったのだけれど、日曜日と月曜日で全部食べ終わりました。どっちの日も割と食べ過ぎた感が残るくらい。個人的には満足する結果でした。食べれたし。
しかし、いまだ冷蔵庫にはジャガイモ、タマネギが三玉くらい残っている。はたしてこれを消化できるのか…… ちなみにニンジンはそのまま切って、ニンジンスティックにしました。