10円を必死に溜めてた小学生も、いまじゃSUICAに一万円

大学時代にバイトを初めて思ったのは、「こんな簡単なことでお金を稼げるとは……」ということだった。

生活レベルを一度上げると下げられない、とはよく言うけれど、逆だってそんなに簡単なわけじゃないと思うのです。小学生の頃、肩を10分揉んで10円、テストが100点で100円、という生活を送っていたことで、もらったらとりあえず貯める、という生活を送ってきたのでした。
貯金が枯渇したことはないけれど、時々お金を借りてまでなにか買ったりやったりしている姉や弟の方が充実していたのかもしれない、それはまぁ見方によれば。

そもそもお金のかかる趣味にはまらなかったこともあって、大して散財することもなくいままできたのでした。


そんな状態で大学生活に突入した。アルバイトすると一時間で1000円弱お金が払われるらしい、というのはなかなかに衝撃的だった。中学校の時の一か月分である。コンビニ店員をやったのだけど、大したことはないし、お金を貰えると考えれば大したことじゃない。つまり割とお金に目がくらんでいたのだ。


ただそんなに使う方でもないから、お金が溜まってくるとバイトはやめたくなる。たいして使うわけでもなかったけれど、お金があるとなると多少生活も派手になり、なくなったらまたバイトを始めたりした。


大学四年の時には家を出たいと考えてお金を溜めていて、*1で、今日その貯金を見た。具体的には言わないけれど、今の一か月分くらいだった。
大学四年の時期にお金を溜めるのは割とめんどくさくて、遊びたかったしやりたいこともいっぱいあったし、面倒な気持ちはもちろんあった。
それでもなんだかんだでわりとまとまったお金になっているのをみると、当時のいろんな気持ちを思い出したり、コンビニの早朝バイトの時の朝焼けとか、その時に聞いていたサカナクションを思い出すのでした。

*1:結局大学四年に遊ばないなんていうのは損だって思い直した