小学校の頃の本

ぼけっとしつつ本棚を見て、(あぁ、そういえばあの本はあれだったよな……)とか思い出すのが割と好き。


そんなわけでくだらない話でもなんとなく手にとって置きたくなるし、正直なところ結構贅沢な時間であるとも思っている。ブックオフの百円コーナーが比率的には多かったりしても、それなりの量になったし。実は本を売ったことはサークルの文化祭以外にはなかった気がするし、売った本もなんとなく記憶に引っかかってしまって気になる、なんてこともあった。*1


そんなわけで月曜日もそんな風に過ごしていたのだけれど、ふと思い立って一冊手に取ってみた。「発作的座談会」という本で椎名誠とほか数人のトークの本。これを読んだのは小学校の3〜5の間だから*2実に10年以上経っている。それでこれがまた読むと面白いのだ。コタツとストーブどっちが偉いか、とかデブとヤセはどっちがトクか、とか本当にくだらない話ばかりだ。


小学校の時の本で記憶に残っている本は五冊(五種類?)くらいあって、「竜馬がゆく」、「ファーブル昆虫記」、「シャーロックホームズ」、これに青い鳥文庫のパスワード探偵団を足して、最後に発作的座談会がくる。思い出してみたけど、ほかは宮本武蔵を読もうとしてあきらめた記憶とかしか出てこない。
まぁこれだけ見ると発作的座談会だけ浮いているように思える。


発作的座談会は学級文庫*3にあった本で、それは担任の先生が持ってきていたのだ。*4その先生は小学校にまれにいる、厳しいけど面白いという先生で、その先生がこの本を読んでいたというと何となく納得できてしまうのだ。
厳しくていい先生や、厳しくて悪い先生にあたったこともあって、最近ではまぁその人なりにやっているのだろうなぁとは思えもしてくる。
ただ、こうして10何年間覚えるだけの本を教えてくれたのはその先生しかいないわけで、もし会うことができたら先生がどうやってその本を読んでいたのかとかを教えてもらいたい、と書いてて思ったりもしたのでした。

*1:もちろん売りに出した本は大抵は見るだけで嫌な気分になるくらいな本だった。そんなもの出すなという話である

*2:我ながら残念な記憶力だ

*3:そういえば同じく椎名誠岳物語も置いてあった。どちらを先に読んだかは覚えていない

*4:つまりどの学年で担任になったか忘れている