再び会える時まで―おやすみ、水晶

今日の朝四時半に目が覚めて、起きた瞬間にヒーターの中の油? がボコリと音を立てた瞬間に「はっ、誤読の可能性!」と何かひらめきが来たのですがまったく意味が分からない。


起きた後も(誤読… 誤読…)と言葉が頭を巡って、それから思ったのが、
作品そのものに触れるより、そうじゃないほうが時に真をつく事があるという感じのこと。
なんかそういう、すれ違いの悲しみを見た。



おはよう、水晶―おやすみ、水晶 笙野頼子

おはよう、水晶―おやすみ、水晶

おはよう、水晶―おやすみ、水晶


文体がとてもゆっくりしていて、
ここまでやってきたのか、となんだか思いました。
まだまだ本はあるのですけどね。
けどまぁなんていうか、追いついた、というか。

過去について思うこと。なのでしょう。
過去は不意にきれいで、でもただそれだけじゃなくて、
忘れた記憶に虫が湧いても、確かにおかしくない。
思わせるだけの何かがあって、そういうのが心地よくしみいる感じで。