なにもしてない

タイトルが身にしみる一月。

なにもしてない 笙野頼子

なにもしてない (講談社文庫)

なにもしてない (講談社文庫)


ナニモシテナイ幸福な私を巡る世界、
いや、世界を私が巡っていく物語。
解釈しようと思えばできるのだけど、
それよりもただそのまま飲み込むのが良いように思います。
つまるところ、私たちには破壊欲があって、
それに従えば世界は簡単に綻び出すという事ではないでしょうか。


一月の前半は大学最後になるだろう作品を書いてました。
書きあげて、頼りにする人や尊敬する人に見てもらって、
今はそれの結果待ちという感じなのですが、
いまだに自分の中で作品に対してどう接したらいいかわからない状態です。
これで駄目だと言われたらもう諦めようかなんて事を考えていたのですが、
第一陣からは良い方に言ってもらえたので、
まだ来てない人の返事も正座して待つことにします。

最後の作品のタイトルはなかなか思いつかなかったので、
笙野さんにすがりついてこれと似た名前になりました。